鯖ラベル

鯖水煮缶詰のラベルを鑑賞します

極洋

極洋 さば水煮 その14

kyokuyo17s
■輸入者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径160gDR
■採集時期:2021年
■解説:タイ産で、190g缶の内容量変更バージョン。缶径をそのままにサイズダウンするということは缶の高さが縮むわけで、するとラベルデザインは圧縮されたものになるはずだが、190g缶は下部に不自然な空白があったのでむしろそれが解消されてバランスの取れたパーツ配置になった。栄養成分表示はもともと100g当たりだったので変更なし。写真は変わり、薬味の小ネギは極洋では初採用か(これまではシソ)。ほか、商品ロゴにグラデーションがかかってより金文字らしくなった。また、同じ海外生産品でも、キの字の縁取り色がタイ産では黒、フィリピン産()では金という使い分けも見えてきた。

極洋 さば水煮 その13

kyokuyo16s
■輸入者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径160gDR
■採集時期:2020年
■解説:前回採集品(フィリピン産190g)の160g版。缶径が同じで内容量が少ないということは缶胴が縦に圧縮されたということで、比率としては横に伸びたラベルになる。盛り付け例の写真は2切れから3切れに増えているが、これは缶の大きさに比例して一切れあたりの大きさが小さくなったという暗喩だろうか。写真が中身を反映しているものではないとはいえ、実質値上げが増えている昨今、疑心暗鬼にもなる。

極洋 本当に旨いさば水煮

kyokuyo15s
■販売者:株式会社極洋
■商品名:本当に旨いさば水煮
■缶サイズ:6号3P
■採集時期:2020年
■解説:SSKの「うまい!さば水煮」という商品名に対して懐疑的な声でもあったのか、それを打ち消すかのように「本当に旨い」と言い張ってきた。大袈裟な。商品名フォントも漢字は明朝体なのにひらがながチーズのように溶けかかっていてなんだかおどろおどろしい(とくに「に」)。古印体フォントを使えば「本当は怖いさば水煮」になるのではなかろうか。デザインとして目に付くのはやはり極洋には欠かせないキの字で、ただし色使いを変え定番品とは差別化を図っている。鯖缶の背景文様といえば青海波が圧倒的多数でまれに市松などが見られる程度だが、本品では梅鉢を散らしており、これは知る限り類がない。極洋は過去に麻の葉文様を採用したこともあったが、意外と目立たないところで美を追求するタイプなのかもしれない。

極洋 さば水煮 その12

kyokuyo14s
■販売者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:携帯缶DR
■採集時期:2020年
■解説:2016年採集品のリニューアル。キの字や各パーツのレイアウトはそのままに色合いをガラリと変えてきたが、バーコードが同じなので同一商品とみなしていいだろう。商品名ロゴがカラオケの曲名のようでやや浮き気味なのが惜しいところだ。

極洋 さば水煮 その11

kyokuyo13s
■販売者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:6号3P
■採集時期:2020年
■解説:永らくデザイン変更のなかった極洋ノーマル缶のリニューアル。といっても前回2013年採集品からの大きな変更点はDHA、EPAの追記くらいで、他は間違い探しレベルの細部の編集に過ぎない。数え方にもよるが10箇所以上ある。ただしファミレスのものほど難しくはない。

極洋 さば水煮 その10

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■輸入者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径190gDR
■採集時期:2020年
■解説:前回採集品(タイ産)によく似ているが、こちらはフィリピン産。栄養成分表示からは紙ラベルのフィリピン産の後継または並行生産品と思われる。商品名ロゴは、タイ産では国産品と同じものを流用していたが、本品では同じ明朝体系ではあるものの別のフォントとなっている。その他、帯の縁の色やパーツ配置などにも微妙な違いがある。

スマイルライフ 国産さば水煮

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■販売者:株式会社極洋
■商品名:国産さば水煮
■缶サイズ:6号3P
■採集時期:2019年
■解説:首都圏、近畿圏でスーパー「ライフ」を展開する株式会社ライフコーポレーションでは4つのプライベートブランド(PB)を開発しており、スマイルライフはその中でも普及価格帯のレーベルとなっている。PB商品はブランド全体を統一的にデザインすることが多いため、個々の商品についてはどうしても最大公約数的なあっさりした意匠になる傾向がある。スマイルライフでもロゴの位置やフォントなどはどれも同じで、ブランドイメージは確立できてもブランド内部は没個性的である。背景色が白ではない特別待遇なのは鯖缶とごま油くらいのものではないか。

極洋 さば水煮 その9

kyokuyo11s
■輸入者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径190gDR
■採集時期:2020年
■解説:タイ産。極洋といえば国産品は味にかかわらず赤を背景色としたラベルデザインであるが(味の違いは帯の色で表現)、輸入品である本品はキの字の帯や金文字の商品名ロゴを流用しつつイメージカラーから脱却することによりデザインの差別化を図っている。ただし輸入品ラインナップにおける統一色があるというわけではなさそうで、このシリーズの味噌煮はオレンジ色、味付は紫色の背景となっている。

極洋 さば水煮 その8

kyokuyo10s
■輸入者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径190gDR
■採集時期:2019年
■解説:2019年上期採集品からのマイナーチェンジ。背景の色味が薄くなって、商品名のフォントや一部かな表記、ロゴの位置が変更された。背景色が変わったことにより、存在感の薄かった組子模様(麻の葉)がくっきりと表れて欄間のようにも見える。飾り棚にも見える黒い枠線と併せて和室感が増したが、原産国は引き続きフィリピンである。

極洋 さば水煮 その7

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■輸入者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径190gDR
■採集時期:2019年
■解説:フィリピン製。見どころは黒い枠。そもそもラベルデザインに必要な各パーツは大きさや形がまちまちで、ともすると雑然とした配置になりがちなのだが、黒い枠によって非常に整った印象を与えている。埋め草のつもりだったのかもしれないが、まるで床の間と飾り棚のよう。
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