鯖ラベル

鯖水煮缶詰のラベルを鑑賞します

極洋 さば水煮 その14

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■輸入者:株式会社極洋
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径160gDR
■採集時期:2021年
■解説:タイ産で、190g缶の内容量変更バージョン。缶径をそのままにサイズダウンするということは缶の高さが縮むわけで、するとラベルデザインは圧縮されたものになるはずだが、190g缶は下部に不自然な空白があったのでむしろそれが解消されてバランスの取れたパーツ配置になった。栄養成分表示はもともと100g当たりだったので変更なし。写真は変わり、薬味の小ネギは極洋では初採用か(これまではシソ)。ほか、商品ロゴにグラデーションがかかってより金文字らしくなった。また、同じ海外生産品でも、キの字の縁取り色がタイ産では黒、フィリピン産()では金という使い分けも見えてきた。

CGC さば水煮 その3

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■輸入者:株式会社シジシージャパン
■商品名:さば水煮
■缶サイズ:300径160gDR
■採集時期:2022年
■解説:中小スーパーが加盟する協業チェーン・CGCグループによるプライベートブランド(PB)。企業サイトによると「CGCグループは、全国4,000店舗の加盟企業と共同で約1,900品目の商品を開発しています。商品の特性や、お客様が売場で選びやすいようにブランドを分けています。」とのことで、ブランド一覧のページには実に15ものブランドが列挙されている(本稿執筆時点)。そのなかで本品が属するショッパーズプライスは価格訴求を目的に開発された、いわゆる低価格路線のようだ。高彩度の水色を背景とした紙ラベルに既視感を覚え過去記事を参照してみたら、それらがいずれも本品同様ベトナムからの輸入品(例1例2)だったのはたまたまだろうか。

高田高校 鯖水煮

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■製造者:岩手県立高田高等学校
■商品名:鯖水煮
■缶サイズ:6号3P
■採集時期:2020年
■解説:水産に関する学科・課程のある高校では、実習で缶詰を製造することがあり、その缶詰は一般にも販売される。2008年の広田水産高校との統合で設置された同校の海洋システム科でも伝統的に缶詰製造がカリキュラムに組み込まれている。さて、全体がイラストでまとめられたラベルであるが、海・鯖・水煮のイメージと、ともすれば青系色に染まりがちな水煮缶において、差し色としての赤い鯖の字や、なぜかある虹が良いアクセントになっている。

ニッスイ×ツルハ 国産鯖水煮

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■販売者:日本水産株式会社
■商品名:国産鯖水煮
■缶サイズ:6号DR
■採集時期:2021年
■解説:主に東日本でドラッグストアを運営するツルハグループと日本水産との共同開発商品で、ツルハのプライベートブランドと言っていい。さすがに塩分を控えめにしなければドラッグストアの名折れか、食塩相当量は1gに抑えている(6号缶では通常1.7〜2.0g程度)。義務表示項目としての栄養成分表示欄とは別に、DHAやEPA等を商品名右側に再掲しているが、よく飲食店の壁にあるお品書きの木札風なのは新しい演出だ。成分量の数字も価格のようで尚更それっぽい。

木の屋 金華さば水煮 その4

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■製造者:木の屋石巻水産
■商品名:金華さば水煮
■缶サイズ:T2号3P
■採集時期:2022年
■解説:2019年採集品からのマイナーチェンジ。変更点は、2項目だった注意書き欄に「トゲ状の背びれの骨が〜〜」という文言が追加され、3項目になったことで、これは同社製「彩 金華さば水煮」でなされた変更と軌を一にするもの。しかしまあ、こんなことをわざわざ注意喚起しなければならないとは、よほど魚にヒレがあることを知らない人間が増えたか、或いは鳥のようになんでも丸呑みしてるかだろう。
ギャラリー
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